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普通じゃないこと

by 宮脇慎也

将来の夢

これはこれまでに何度か出会ってきた生徒のことなのですが、ちょうど今日もそんな話になったのでご紹介します。

ある中学生に、将来について希望を聞いてみると、

「普通じゃないことをしたい」

なんていう答えが返ってきました。

この場合の「普通」とは、いわゆるサラリーマンのことを指すらしいです。

「特に何かは決まっていないけどサラリーマンではない、普通じゃないことをしたい」のだそうです。

いかがでしょうか。

私からすると、「まあ、なんとも分かっていないなあ」と思いますが、本人はいたって真面目なようです。

普通じゃないことをしたいなら

さて、そんな生徒に向かって「普通の職業なんてないんだよ」と、社会で活躍する人それぞれが有する専門性を説いてもいいのですが、何やら希望に燃える少年・少女に聞かせてもあまり面白くないですね。

その代わりに、

「じゃあ、君に何ができるのか? 普通じゃないところまで高めた能力がいるよね?」

なんて話をすることの方が多いです。

普通じゃないことをしたいのなら、普通じゃないところまで高めた能力が必要でしょ?

さあ、何ができるようになるのか?

学力も突き詰めれば、それだけで「普通じゃない能力」になるでしょうが、きっと彼が言う「普通じゃないこと」はそれでは満足しない。

どうせそう思うのであれば、能力を高める方向でその気持ちを表して欲しいですね。

なお、「普通じゃないことをしたい」と言って、その道が芸能関係しか思いつかないならがっかりです。

いや。

芸能の仕事がいけないと言うつもりもありません。

芸能の仕事がしたいと言って芸能の仕事に就くのなら、なんの文句もないのですが、

「普通じゃないことをしたい」と言って、芸能の道しか思いつかないのは「普通」だと思うのです。

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