LOG IN

広大が英語の外部試験を「みなし満点」で使用するってよ。

by 宮脇慎也

もうこのタイトルのつけ方も古いですね。

とはいえ、このような長いタイトルをつけたい時には便利です。
今後も積極的に採用したいと思います。
ありがとう、桐島君。


2020年英語外部試験

さて、2020年(平成33年度入試)から始まる高大接続会改革。

その注目の変更点の一つに、英語外部検定試験の採用があるのは多くの皆さまがご存知だと思います。
そして、それからの4年間は、大学入学共通テスト(以下「新テスト」)の英語試験と外部検定試験の併用となります。


しかし、現段階で実は、多くの大学で、実際にどのように外部検定試験を扱うかは公表されていないのです。

少し意外ですよね。
たった2年後なのに、それぞれの大学が外部検定試験をどう扱うかをまだ確定させていないのです。
あれだけ騒いだのに英語教育がいまいち盛り上がらないのはそれが原因かと。


そんな中、5月に広島大学がその方針を発表しました。

(ちょっと古い情報ですので、ご存知の方もいらっしゃるかと)


偉いぞ!広大!

広島大は22日、大学入試センター試験に代わり2020年度に始まる共通テストの英語で、民間検定試験の活用方針を明らかにした。一般選抜の全受験生に課し、スコアが基準を超えていれば、共通テストのマークシート式試験の得点を満点とみなす。
 
 スコアは直接、合否判定に影響しない。「みなし満点」の判断にのみ用いる。基準は、複数の試験のスコアを比較できる語学力の国際標準規格「CEFR(セファール)」の「B2」以上となる見込み。現行の英検では準1級以上に相当するレベルだ。
中国新聞https://this.kiji.is/371939476702053473


「みなし満点のみ」の採用

広大が英検準1級レベルで、新テストの英語を満点扱いにするという情報は以前からありました。
Moveの保護者説明会でもお話したこともありますね。

しかし、今回の発表における「みなし満点のみ」の取り扱いには驚きです。

それは、基準点に達していなければ全く考慮しないということですよね。

2020年度入試からは外部検定試験は必ず受けなくてはなりません。
けれど、英検準1級レベルに達していなければ、全く考慮されない。

果たして、この条件でどれほどの生徒が本気で検定試験に臨むのでしょうか?
悩む生徒も出てきそうですね。
もちろん他の大学では別の使い方をするでしょうから、それとの兼ね合いも考えなくてはいけないですが。


CEFR(セファール)相関表

ところで、記事にも出てきたCEFRですが、以下の対照表が公表されています。

この相関表に従って、種類が複数ある外部検定試験が平等に得点化されます。

これらの試験のうち、どれを使用してもいいのですが、どうも英検とGTECのどちらかが、あるいはその両方が高校生にとっての主流となりそうです。

で、この相関表におけるB2レベルでないと考慮しないと全国の大学に先駆けて発表したのが広大。

オールオアナッシング

とはこのことですね。


しかし、その一方で、もしこのレベルに到達したのであれば、英語が満点になるのはあまりに大きなアドバンテージです。

それだけで、合格に大きく近づくのは間違いありません。

実際に受検が近づいた高校生の人がどう対応するのかは考慮の余地がありそうですが、中学生の人は積極的に検定を受検すべきなのは、これまた間違いありません。

英語学習の環境は今、劇的に変化していると考えた方が正しいのです。



最後に広島大学の公式発表はこちら。

「4. 平成33年度入学者選抜情報」のPDFを開き、2の(3)の項目です。



宮脇慎也
OTHER SNAPS